いまさら聞けない「任意保険」3分でわかる等級制度

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任意保険の等級

任意保険の等級について、正しく理解できていますでしょうか。

自動車の保険料が安くなるかどうかは、等級によって決まる部分が大きいです。ただ、保険に加入してはいても完全に理解できている人は少ないですよね。

たとえば、以前は等級据え置き事故だった飛び石によるフロントガラスの破損も、2012年10月1日以降の契約の場合は1等級ダウン事故へ変更されていたりします。

今回は、いまさら聞けない等級制度の基礎について、そして同居家族間での等級引継ぎやセカンドカー割引など、等級に関する応用知識も紹介したいと思います。

■ 目次

1.任意保険の等級に関する基礎知識

一般の方が入る自動車保険は自動車一台単位で加入するノンフリート契約(※)が一般的です。ノンフリート契約にはノンフリート等級が適用されます。
※ノンフリート契約に対して、フリート契約とは10台以上のクルマを保有する場合の契約のことで、企業など法人向けの契約と言えます。

ここから先はノンフリート等級に関する基礎知識をお伝えしたいと思います。(以降は、等級=ノンフリート等級です。)

1-1.6等級からスタートし最高20等級まで上がる

任意保険の等級は、最初は6等級からのスタートになります。事故を起こさずに運転していれば年々等級は上がっていきますが、もし事故を起こしてしまえば6等級より下がることもあります。

等級には段階があって、1等級から20等級まで分かれています。事故を起こさず、つまりは保険を使わずに一年間過ごせば、次の年には一段階上の等級に上がります。必ず1ずつ上がりますので、6等級からいきなり10等級へ飛び級ということはありません。

したがって、数字が大きいほど無事故期間が長い優良ドライバーを意味しています。

1-2.等級による保険料の違い

もちろん等級が高いドライバーは保険料が安くなります。それもそのはずで、等級が高いということは長年無事故を続けているドライバーということですから、保険会社からすれば保険金を支払う確率が低い優良顧客を意味します。

そんな優良顧客に対しては保険料が低く設定されており、具体的に言えば割引率が高くなります。スタート時の6等級は割引率19%なのに対し、20等級は63%の割引率になります。保険料が年間10万円であれば、実際に支払う金額は6等級だと81,000円、20等級だと37,000円ということです。

等級 無事故
20等級 63%割引
19等級 55%割引
18等級 54%割引
17等級 53%割引
16等級 52%割引
15等級 51%割引
14等級 50%割引
13等級 49%割引
12等級 48%割引
11等級 47%割引
10等級 45%割引
9等級 43%割引
8等級 40%割引
7等級 30%割引
6等級 19%割引
5等級 13%割引
4等級 2%割引
3等級 12%割増
2等級 28%割増
1等級 64%割増

1-3.等級ダウンするケース

交通事故などで保険を使うと等級がダウンするわけですが、基本的には一気に3等級ダウンします。ただし、盗難や車上荒らしなどの被害に遭った場合は1等級だけ下がる1等級ダウン事故(※)になります。
※保険始期日が2013年4月1日以降の契約において発生した事故が対象

そして、人身事故を起こした際の任意保険適用に関しては、必ず知っておきたいことの一つです。人身部分の賠償が120万円以内に収まった場合は、自賠責保険の支払限度額に収まるため、保険事故とは判断されません。つまり、等級がダウンしないノーカウント事故になります。また、弁護士費用特約など、使用しても等級が下がらないものもあります。以下で確認してみてください。

3等級ダウン事故

  • 他人をケガさせた(対人賠償保険)
  • 他人の車やモノを破損させた(対物賠償保険)
  • 電柱や建物に契約車両をぶつけた(車両保険)

1等級ダウン事故

  • 盗難
  • 台風、洪水
  • 落書き、いたずら、窓ガラス破損

ノーカウント事故

  • 人身傷害
  • 搭乗者傷害保険金
  • 弁護士費用特約
  • ファミリーバイク特約

1-4.デメリット等級の引継ぎ期間

6等級の時点で事故を起こすなどして保険を使った場合、次の年は5等級以下の等級になってしまいます。

「6等級から3等級ダウンして翌年が3等級になってしまうのなら、一度解約して、保険に入りなおせば6等級からやり直せるんじゃない?」と考えるかもしれませんが、1~5等級のいわゆるデメリット等級は13ヶ月間は引き継がれるというルールになっています。デメリット等級のデータは各損保会社間で共有されているため、保険会社を変えたとしても意味がありません。どの保険会社と再契約するにしろ、5等級以下に下がった等級での契約になります。

もし事故に懲りてしばらくは運転しないということであれば、13ヶ月間以上経過すればデメリット等級はリセットされます。そういった場合に限り、時間が経って再度クルマが必要になった際には6等級からやり直せるでしょう。

2.等級に関する知識~応用編~

ここからは応用編です。同居家族間で等級を引き継ぐことができる制度と、二台目のクルマに適用できるセカンドカー割引などについて解説します。

2-1.同居の家族間で任意保険の等級引継ぎが可能 

任意保険の等級は資産のようなもので、同居家族間であれば譲渡できる仕組みになっています。

等級を譲り受ける人がすでにクルマを保有している場合は、等級が高い方の契約車両を売却および廃車にすることで、被保険者の配偶者、同居の親族に等級を引き継ぐことが可能です。

また、同居家族から等級を引き継いだとして、それまで自身が契約していた保険も等級が上がっているのであれば、先のことを考えて中断証明書を取得しておくとベストです。中断証明とは自動車保険の再契約時に、前に契約していたときの等級から再スタートできるシステムです。

父親から息子に等級を継承して、その息子も中断証明書を取っておけば、同居家族がクルマを取得した際に使えます。詳しくは『自動車保険料を節約可能!中断証明書の2つの有効な使い方』もご参照ください。

2-2.2台目のクルマは同じ等級が適応されるのか

この記事のはじめに、任意保険の等級は6等級からスタートだと言いました。しかしながら、7等級からスタートできる場合があります。

それがセカンドカー割引(複数所有自動車割引)制度です。クルマを複数所持するときは、2台目以降のクルマの自動車保険がいきなり7等級で契約できる制度です。3台目以降についても同様に7等級から契約可能です。たった1等級とはいえ、1年分の価値がありますので重要です。ただし、1台目の等級は11等級以上であること、2台目の被保険者は本人or配偶者or同居家族であることが条件です。

さらに覚えておくべきことは、2台目以降に違う保険会社を選択してもセカンドカー割引は適用されます。用途によっては2台目は違う保険会社を選んだ方が得という場合も多いので、忘れずにいろんな保険会社の条件をチェックしたいところです。

2-3.1等級になると任意保険に入れなくなるか

1等級になってしまったということは、事故を2度以上起こして2度以上保険を使っていることとイコールですので、基本的には保険会社側が加入されるのを嫌がります。たとえ高い保険料を請求できる客だとしても、事故を起こされて保険金を払うことになれば元も子もありませんからね。

しかしながら、加入できる保険会社が全くないというわけではありません。1等級でも入れるところがあるか、ネットで見積もりを取ってみたところ、ソニー損保とアメリカンホームダイレクトが手を挙げてくれたという例を聞いたことがあります。それでも条件はかなり厳しいものになるはずです。

もしも1等級や2等級という低い等級に落ちてしまったときは、クルマが必須という環境でない限り、とりあえず13カ月間は車を我慢して、デメリット等級が解除されてから運転を再開することをオススメします。そうすれば新規契約で6等級から再スタートできますので。

まとめ

いかがでしたでしょうか。何事にも基礎が重要ですが、クルマの任意保険で基礎になる考えが等級に関する知識です。しっかり押さえておきたいですね。

また大前提として、自動車保険は人ではなくクルマに掛けるものだということです。したがって、クルマを複数台所有していればそれぞれに保険を掛ける必要がありますし、家族間で引継ぎができたりします。

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