罰金100万円!?飲酒運転は免許取消だけでは済まされない

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Drunken driving

「この文章は酔っぱらった状態で書いてます♪」なんて書いてあったら、その先は読んでもらえないでしょう。

文章ならまだしも、飲酒した状態での運転は絶対に許されない行為です。飲酒運転はれっきとした犯罪ですから。交通違反の範囲にとどまりません。

『飲酒運転はダメ!絶対!』
『飲酒運転は、絶対しない!させない!許さない!』

各自治体がスローガンを掲げて呼びかけていることで、飲酒運転に対する意識は年々改善されつつあります。兵庫県警の調べによると、飲酒運転の取り締まり件数は10年前に比べて7分の1程度、事故件数は3分の1程度まで減っています。

飲酒運転による人身事故数

出典:神戸新聞NEXT

今回は飲酒運転に対する厳しい罰則、免許の再取得の流れ、そしてお酒をどのくらい飲むと飲酒運転と見なされるかについて紹介していきます。

■ 目次

1.飲酒運転の違反点数と罰則

飲酒運転には二種類あります。一つは酒気帯び運転、もう一つは酒酔い運転ですが、違いがわかるでしょうか?

よくテレビで放送される飲酒運転の検問シーンで、警察の差し出す袋に向かって息を吐き出している場面を見たことがあると思いますが、あれは酒気帯び運転かどうかを調べています。吐いた息、具体的には呼気1リットル当たりのアルコール濃度を調べて、基準値以上であれば酒気帯び運転として罰則があります。

これに対して酒酔い運転は、実は基準がありません。「特定違反行為」ということで、呂律がまわっていない、真っ直ぐ歩けない、目がうつろ、など現場の警察官の判断で「こりゃダメだ」という状態のときは酒酔い運転になります。したがって、呼気1リットル当たりのアルコール濃度が基準値の0.15mg未満であっても、警察にベロベロに酔っていると判断されれば酒酔い運転で罰則を受ける可能性があります。

これら二種類の飲酒運転は、道路交通法65条において『何人も酒気を帯びて車両等を運転してはならない。』と定められている通り、刑事責任も問われ、罰金もしくは懲役の刑事処分が下されます。

  酒酔い運転 酒気帯び運転
違反点数 35点 13点 or 25点
免許 取消(欠格期間3年) 停止90日 or 取消(欠格期間2年)
罰金 100万円以下 50万円以下
懲役 5年以下 3年以下

 
酒気帯び運転は呼気1リットル当たりのアルコール濃度によって2つに区分けされており、0.25mg以上であれば違反点数25点&欠格期間2年の免許取消、0.15mg以上であれば違反点数13点&90日間の免許停止です。

免許取消の際は欠格期間(免許の再取得ができない期間)が設けられており、罰金を払ったからといって、すぐに再取得はできません。また、もしも罰金が払えない場合は刑務所で働いて支払う必要があります。これは刑事罰ゆえ「労役」だからです。平たく言えば「金がなければ体で払え!」ということになります。日当5,000円程度の換算らしく、50万円の罰金だと3~4カ月は刑務所で働く計算です。

このように、かなり厳しい処分が待っている飲酒運転ですが、命にかかわることだけに重罰化は止むを得ません。くれぐれも「飲んだら乗るな」は徹底しましょう。

2.免許取消(免取)後に再取得する流れ

飲酒運転で免許取消になった場合でも、2年か3年の欠格期間を経れば免許を再取得することは可能です。再取得する際の方法は以下の3つがあります。

  1. 自動車教習所に通う
  2. 免許センターで一発試験に合格する
  3. 海外免許を取得して日本の免許に切り替える

海外で免許を取得してからの切り替えは、正直あまり現実的ではありません。

また、免許センターの通称一発試験も難易度が高いです。すぐに合格できる確率はかなり低いと考えてください。「長い間運転しているから運転には自信がある」と考えている人ほど危ういです。長い運転経験があると、逆に自己流の癖みたいなものがついており、模範的な運転ができるとは限りません。もし一発試験で合格を狙うのであれば、相当な対策を積んだうえで挑戦するべきでしょう。

というわけで、この中で一番現実的な選択は、やはり自動車教習所に通うことです。初めて免許を取得したときと同様に教習所のカリキュラムをこなし、筆記試験の勉強もしっかりやり直して再取得を目指しましょう。すでに運転経験があるので、実技のほうは初めての受講時よりアドバンテージがあるはずですから。

ちなみに、免取処分を受けた人は一発試験に合格できないといった噂を聞くこともありますが、あれは全くのデマです。試験官はどの受験者に対しても公平な立場で判断を下します。飲酒運転で免取になった過去があっても、合格に値する技能があれば必ず合格できます。

3.飲酒後何時間経過すれば運転しても大丈夫か

運転可能かどうかを時間で判断するのは困難です。ある程度の目安は伝えられるかもしれませんが、個人差があります。ここではビール会社がまとめている計測結果などを紹介したいと思います。

ちなみに、自分で確認する方法としてはアルコールセンサーがあります。ホームセンターや通販で安いものであれば2千円程度で買えますので、飲み過ぎた翌朝など、運転する前にアルコール濃度をチェックしてみてください。

3-1.酔いからさめる時間

個人差があるため、○○時間経てば大丈夫、という具体的な数字は言えませんが、目安としては6時間以上は空けるべきです。特にお酒に弱い人の場合は、体内のアルコール濃度は低くても、警察官に酔っ払いと判断されれば酒酔い運転で捕まります。

酔いからさめるのにかかる時間について、サッポロビールのWEBサイトで詳しく説明されているので紹介します。

下図は、お酒に強い中年男性がビール350ml缶を1、2本飲んだ場合の、血中アルコール濃度の変化を示したグラフです。アルコールが体内に入ってから30分後に血中アルコール濃度はピークを迎え、ビール350ml缶1本に含まれるアルコールが完全に抜けるまでには約2~3時間かかることがわかります。しかし、代謝時間には個人差があるため、何時間経過すれば必ずアルコールが抜ける、ということは一概にはいえません。

■ 血中アルコール濃度の変化

血中アルコール濃度の変化
出典:サッポロビール

缶ビールを2本飲んだときは、最低でも5時間は空けた方がよさそうです。

3-2.お酒をどのくらい飲むと酒気帯び運転になるかの目安

これは覚える必要はありませんが、血中アルコール濃度は以下の式で計算できるようです。そして、この血中アルコール濃度を5倍したものが呼気アルコール濃度です。

  • 血中アルコール濃度(%)=(飲酒量(ml)×アルコール度数(%))÷(833×あなたの体重(kg))
  • 呼吸アルコール濃度(ml/L)=血中アルコール濃度(%)×5

ビール325ml
ただ、これだけ聞いてもピンと来ないので、分かりやすいように目安を計算してみます。

呼気1リットル当たりのアルコール濃度が0.15mgを超えると酒気帯び運転のため、成人男性の平均、体重65kgで計算したのが以下の表です。つまり、ビールの350ml缶を1本飲んだらもうアウトということですね。

お酒の種類 アルコール度数 酒気帯び運転になる量
ビール 5% 325mlでアウト
ワイン 12% 135mlでアウト
ウイスキー 40% 40mlでアウト
日本酒 16.5% 98mlでアウト

 

まとめ

最近は飲酒運転に対する意識の高まりを感じます。「一滴でも飲んだら乗るな!」が徹底されており、飲酒運転をした社員は即刻解雇といった厳しい処分を科している会社も増えているようです。

クルマで来たら飲まないのが基本ですが、付き合いでどうしても飲まなければならなくなった場合などは、タクシーで帰るなり、運転代行(タクシー代行)を頼むなりしましょう。無駄な出費と思うことなかれ、酒気帯び運転や酒酔い運転で捕まったら、一生モノの後悔が待っています。

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